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3PL
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WMS 倉庫管理システム
日本の3PL企業における物流DXの新たな実践:TTXがナカノ商会の全国11拠点WMS刷新を実現
このたび、TTX Japan株式会社(以下「TTX」)と、ヤマトグループの企業である株式会社ナカノ商会(以下「ナカノ商会」)が共同で推進してきたWMS(倉庫管理システム)刷新プロジェクトが完了しました。本プロジェクトは約1年半にわたり実施され、日本全国11拠点、約40社の荷主を対象として、既存の複数システムからの円滑な移行を実現しました。大規模3PL企業における倉庫システム刷新の成功事例として、レガシーシステム移行課題に対する新たな可能性を示すものとなりました。
| 11 全国物流拠点 | ~40 荷主企業 | 15+ 年稼働システム |
2025年2月プロジェクト開始 | 約1年半の実施期間 | 複数システムから統一プラットフォームへ移行
このたび、TTX Japan株式会社(以下「TTX」)と、ヤマトグループの企業である株式会社ナカノ商会(以下「ナカノ商会」)が共同で推進してきたWMS(倉庫管理システム)刷新プロジェクトが完了しました。本プロジェクトは約1年半にわたり実施され、日本全国11拠点、約40社の荷主を対象として、既存の複数システムからの円滑な移行を実現しました。大規模3PL企業における倉庫システム刷新の成功事例として、レガシーシステム移行課題に対する新たな可能性を示すものとなりました。
日本の物流業界がデジタルトランスフォーメーション(DX)を推進する中、多くの企業が共通の課題に直面しています。それは、日々の物流オペレーションを止めることなく、長年蓄積してきた業務ノウハウや複雑な業務プロセスを、いかに新しいシステムへ円滑に移行するかという点です。長い歴史を持つ物流企業にとって、DXとは単に新しいソフトウェアを導入することではありません。過去から蓄積された業務ルールを整理し、システム間の分断を解消するとともに、将来的な事業成長を支えるデジタル基盤を構築することが重要になります。
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DXとは単に新しいソフトウェアを導入することではなく
蓄積された業務ルールの整理とデジタル基盤の構築である
| 01 | 強固なパートナーシップ:未来志向の3PLデジタルオペレーション基盤を構築 |
2025年2月、TTX Japanとナカノ商会は、WMS刷新プロジェクトを正式に開始しました。両社は、ナカノ商会が運営する仙台倉庫をはじめとする全国11拠点を対象に、システム移行および業務統合を推進しました。ナカノ商会は、長年にわたり3PL事業に取り組み、全国的な倉庫ネットワーク、物流インフラ、輸送体制を活用し、食品サプライチェーンを中心に多様な業界の顧客へ総合的な物流サービスを提供しています。

ナカノ商会 物流センター外観
今回のWMS刷新パートナー選定において、ナカノ商会は、複雑な3PL業務への対応力、システムの将来的な拡張性、そして大規模システム移行におけるリスク管理能力を重視しました。TTX Japanは設立以来、親会社である上海通天暁信息技術有限公司(TTX)が中国市場で長年培ってきた物流システム構築経験を基盤に、日本市場向けのローカライズサービスを展開しています。中国市場における大規模かつ複雑なサプライチェーン環境で培った経験をもとに、日本市場が求める高い業務精度、安定性、現場対応力を融合させながら、製品・サービスの最適化を進めています。
その結果、ナカノ商会の全国11拠点、約40社の荷主を対象としたシステム移行を無事完了し、安定稼働を実現しました。

TTX Japan × ナカノ商会 プロジェクトメンバー
| 02 | 直面する課題:日本物流業界におけるレガシーシステムの複雑性への対応 |
長年にわたり事業を展開してきた物流企業にとって、システム刷新における最大の課題は、単純なソフトウェアの置き換えではありません。十数年にわたり蓄積されてきた業務プロセスや運用ルールを、いかに新しいシステムへ適切に移行するかが重要になります。レガシーシステムは、単に「古いシステム」という意味ではありません。多くの場合、企業の成長過程において、実際の業務ニーズに合わせて継続的に改善されてきた重要な業務基盤です。
ナカノ商会 物流センター(搬入口)
プロジェクト開始前の状況 拠点や荷主ごとに複数のシステムが稼働しており、自社開発システムや国内WMS製品などが利用されていました。その中には15年以上稼働しているシステムも存在し、長年の改修によって初期設計資料が十分に追跡できない部分もありました。 |
複数システムの並行運用、分散した業務ルール、そして日本3PL業界特有の高度な業務要件に対応するためには、単なる技術導入ではなく、顧客業務を深く理解する力が不可欠でした。TTXのプロジェクトチームは、まずナカノ商会が長年培ってきた業務プロセスを詳細に分析し、各システムに分散していた業務ルールを整理・標準化しました。さらに、TTX WMSの高い設定柔軟性を活用することで、不要な個別開発を抑えながら、多様で複雑な業務要求への対応を実現しました。
その結果、これまで拠点やシステムごとに分散していた業務プロセスを統合プラットフォーム上へ集約し、今後のデータ活用、業務改善、さらなる物流DX推進に向けたデジタル基盤を構築しました。
| 03 | プロジェクトリスクの低減:複雑なDX案件における固定価格方式の実践 |
日本における従来型のITシステム刷新プロジェクトでは、長年蓄積された既存システムの複雑性により、追加開発、予算超過、納期延長といった問題が発生するケースも少なくありません。特に物流業界では、倉庫作業だけでなく、荷主ごとの業務要件、商品特性、サプライチェーン形態など、多様な条件に対応する必要があります。
また、長年の運用経験の中に蓄積された業務ルールを初期段階ですべて明確化することは容易ではなく、この「不確実性」が大規模DXプロジェクト推進における大きな意思決定上の課題となっています。経営層にとって、システム刷新は単なるIT投資ではなく、将来的な事業運営に影響を与える重要な経営判断でもあります。
| 04 | 業界への示唆:レガシーシステム刷新の本質は業務理解と長期的価値創造 |
今回のナカノ商会WMS刷新プロジェクトを通じて、日本物流業界におけるDX推進の本質は、単なるシステム更新ではなく、長年蓄積された業務経験を企業の将来的な競争力へ転換することにあると言えます。物流企業にとって、システムの中には長年培われた業務プロセス、現場ノウハウ、そして顧客サービス品質が蓄積されています。そのため、優れた物流システムパートナーには、ソフトウェア開発能力だけではなく、物流業務を深く理解し、複雑なプロセスを整理し、共通化できるルールを抽出する能力が求められます。
標準化と個別対応のバランス 日本の物流企業は、きめ細かなサービス品質によって競争力を築いてきた一方で、荷主や業界ごとに多様な個別要求を抱えています。しかし、すべての要求を個別開発で対応すれば、再びシステムの複雑化を招く可能性があります。今後は、先進的なプラットフォーム基盤を活用し、長期的な価値を持つ業務ルールを標準機能として蓄積するとともに、柔軟な設定によって必要な個別対応を実現することが重要になります。 |
ナカノ商会 車両
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